週末は丹沢でトレイルランニングの練習をしています。
普段は始発の電車とバスを利用し、朝7時過ぎに大倉バス停に到着して練習を開始。日中に走るのが当たり前でしたが、今回は事情がありナイトランにチャレンジしました。。

丹沢で夜のトレイルランニング
今回は私用のため10時までに下山する必要があり、逆算して午前3時に自宅を出発。。
東名高速を約30分走り、秦野中井ICで降りて大倉へ。到着は午前4時前。すでに駐車場には数台の車が停まっていました。12月28日(土)、仕事納め翌日ということもあり、登山客が増え始めているようです。。
気温は一桁前半。非常に寒かったので、ニット帽と手袋を装備して出発しました。ルートは「大倉 → 塔ノ岳 → 鍋割山 → 大倉」を予定。
ヘッドライトは「PETZL (ペツル) NAO+」を使用。
最大750ルーメンの明るさですが、写真はその半分の出力。それでも視界は十分で、快適に走れます。
ちなみに100kmレースでは10時間近く夜間を走る必要がありますが、このライトは出力を半分にすれば充電なしで持ちます。今年初めに出場した「Vibram香港」でも大活躍したモデルです。
手袋は「finetrack(ファイントラック) FAU0111 エバーブレストレイルグローブ」。防風・防水性があり、手の動かしやすさも抜群でお気に入りです。
登りの途中、秦野の町並みが眼下に広がります。
標高差1200mを登り、塔ノ岳の頂上に到着。大倉からは2時間弱の行程でした。時刻は午前6時前。
大倉尾根の途中で出会ったのは5人ほど。夜間に人と出会えると心強いものです。そして皆、私と同じく単独行でした。
冬の丹沢は空気が澄み、富士山の姿がはっきりと見えます。
頂上には雪が積もっていましたが、トレランシューズでもアイゼンなしで歩ける程度の積雪量でした。
ただ、日の出時刻を調べずに来てしまったのは失敗でした。この時期の日の出は6時50分ごろ。強風で寒い塔ノ岳の頂上で50分も待つことに…。
しかし、待った甲斐はありました。雲が日の出を覆い、不思議な光景を演出。街に赤い光が降り注ぎ、とても幻想的な景色でした。
遠くには湘南の海も見えます。
日の出を拝み、塔ノ岳から鍋割山へ。写真では伝わりづらいですが、この区間が最も雪が多く、一部凍結している箇所も。無理に走らず、慎重に進みました。
鍋割山荘に到着。名物「鍋焼きうどん」で有名ですが、まだ早朝だったため営業前でした。
丹沢ナイトランのルートと標高断面図
今回のルートは約18km、累積標高1400m、所要時間4時間。
前半は「バカ尾根(大倉尾根)」をひたすら登り、後半は鍋割山を経て7kmの林道を走る構成です。
午前9時前に大倉バス停に戻ると、すでに登山客でいっぱい。早めの出発は正解でした。
関東の中心地近くで1200mを一気に登れる場所はなかなかありません。時間があれば、次は2往復の練習をしたいところです。
来年夏に出場予定の「TDS(UTMB)」では、標高1000m級の登り下りを何度も繰り返すことになります。丹沢でしっかり鍛えて臨みたいと思います。
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