2023年のUTMBから出場資格が変更になるそうです。
公式発表を読んで整理してみました。
もくじ
UTMB 2023から出場資格にUTMBワールドシリーズの完走が必須となりました
UTMB GroupはIRONMAN Groupと提携し、2022年からUTMB ワールドシリーズを開催することになりました。
UTMBの経験とブランド価値をIRONMANの人気と専門知識を合わることでトレイルランニング界にとってワクワクする進化を目指す。(動画含めた意訳)
UTMBワールドシリーズ(直近は8レース)を完走して初めて、UTMBの出場資格が得られます。
UTMB® Mont-Blanc (France, Italy, Switzerland)
Val d'Aran by UTMB® (Spain)
Thailand by UTMB® (Thailand)
Panda Trail by UTMB® (China)
Gaoligong by UTMB® (China)
Tarawera™ Ultramarathon by UTMB® (New Zealand)
Ultra-Trail Australia™ by UTMB® (Australia)
mozart 100® by UTMB® (Austria)
*今後、30レースまで増える予定。
これまでのUTMB出場資格は?
つい最近、UTMBは新プロセスを決めて2020年から新たに船出したばかりなのに、また変えるとは・・・。皆、混乱しますよね。
これまでの出場資格はこんな感じでした。
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- 当選確率2倍、3度目の正直の救済処置は引き続き
- UTMB、CCC、OCCの応募資格が緩くなります
例)UTMB:ここ2年のうち、最大2レースでITRAを合計10pt以上を獲得していること - TDSは変わらず
- 当選優遇は前年までの落選数に比例して増える
- 異なるレースに申し込んだ場合にも当選優遇は引き継がれる。例)初年度にUTMB応募、翌年にTDS応募で引き継がれる。また、1年以上エントリーしない年があっても、優遇は続く。
+ ランニングストーン
- 現状の抽選システムを維持しつつ、出来る限りたくさんの選手が適格に参加できるように2020年1月からもう一つのシステムを導入する
- UTMBがセレクトしたレースを完走した選手を讃えるために「ランニングストーン(Running Stones)」というポイントが付与される
- ランニングストーンが一定ポイント貯まると、抽選なくUTMBに参加することが出来る
- 一定ポイント貯まっていない場合も、ランニングストーンを抽選システムに適用することで、ストーン数に応じて当選確率を上げることが出来る
- 「By UTMB」のレースでランニングストーンがためやすい(1 ITRA = 3 ランニングストーン)
2023年からUTMB ワールドシリーズは4階層になる
UTMB World Series Finals
・UTMB World Seriesチャンピョンを決める
・OCC(50K)、CCC(100K)、UTMB(100M)の3レースで構成される
・UTMB World Series Events or Majorsの一つを完走して初めて出場資格が得られる
あれ?TDSやPTLはどこにいった?
UTMB World Series Majors
・アメリカ、ヨーロッパ、アジア・オセアニアの大陸王者を決める
・50K、100K、100M それぞれのカテゴリで決める
・UTMB World Series Finalsの抽選権が得られる
・後述のEventsに比べ、少なくとも2倍の当選確率が得られる
UTMB World Series Events
・ヨーロッパ、アジア、オセアニア、アメリカ、アフリカで開催される
・レースには50K、100K、100M それぞれのカテゴリが含まれる
・ランニングストーンが付与される
・1ランニングストーン = UTMB World Series Finalsの 1抽選権 になる
(ストーンが多ければ多いほど当選確率がUPする)
UTMB World Series Qualifiers
・世界中の数千の大会で構成
・Wolrd Seriesの入り口とい位置づけ
・Events出場の優遇条件となる
・EventsによってはQualifiersの実績が必須になることもありえる
・https://utmb.world/search-race
・上記サイトにあるレースがQualifiers。ITRAサイトに合っても、こちらのサイトになければ対象レースではない。
要するにQualifiersでポイントを貯める → EventsやMajorsに出場できる → ランニングストーンを貯める → Finalsに出場できる っていう流れになったということですね。
まとめ
2019年まで
UTMBの各レースに必要なITRAポイントを貯める → 抽選 → 当選 or 落選
*過去の落選が抽選に有利に働く
2020年から
UTMBの各レースに必要なITRAポイントを貯める or ランニングストーンを貯める → 抽選 → 当選 or 落選
*過去の落選が抽選に有利に働く
*ランニングストーン数が抽選に有利に働く
2023年から new!
ランニングストーンを貯める → 抽選 → 当選 or 落選
*ランニングストーン数が抽選に有利に働く
*ITRAはUTMB World Series Events出場のための必須条件(Events完走で初めてランニングストーンを獲得できる)
UTMB 2023に参加するための最短経路(2022/09/20)
国内でランニングストーンが手に入る大会はありません。
アジアでは香港の「TransLantau by UTMB」(2022/11/01-02)、タイの「Doi Inthanon Thailand by UTMB」(2022/12/09-10)があります。
- TransLantau by UTMB
- ランニングストーン
- 100km -> 2pt
- 50km -> 1pt
- ランニングストーン
- Doi Inthanon Thailand by UTMB
- ランニングストーン
- 160km -> 8pt
- 100km -> 6pt
- 50km -> 4pt
- ランニングストーン
手に入るランニングストーン数では、タイ by UTMBがオススメです。
また、タイは「ONLYONE SPORTS オンリーワンスポーツ」がツアーを主催しています。
私は蒸し暑いのが超苦手なので参加しませんw
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