静岡の伊豆半島で開催されたIZU TRAIL Journeyに参加してきました。
今年はコロナの影響でレースが少なかったです。さらに、ここにきて感染者数が増加の一途を辿っている中、1,200人の大規模レースを開催できたことはすごいことだと思います。大会関係者の皆様、苦労は想像以上でしょうが本当にありがとうございました。
もくじ
IZU TRAIL Journeyとは
伊豆半島は西伊豆の松崎港をスタートし、修善寺までのワンウェイコースを走ります。
私は今年で3回目の出場です。実績は
- 2016年:完走したけど20分ほどオーバー
- 2017年:制限時間内に完走
私の走力ではちんたら止まっていると時間が足らなくなる、ゆっくりでも動き続ける必要のあるコースでした。
今年の伊豆トレイルは一部コース変更
年によって微妙に違いますが、例年のプロフィールはこんな感じでした。
*ただし、昨年は台風の影響で大幅にコース変更。
累積標高:約3200m
制限時間:14時間
今年はコロナによる近隣住人への配慮からコース変更がありました(引き続き、台風後の復旧具合も影響あるのかな?)。
ぱっと見、違いが分かりづらいですが
- スタートからC1の宝蔵院:ロードからトレイルに入るまでが長くなった
- A1こがね橋からC4二本杉峠:林道の上りをショートカットして急なトレイルを登ることに
- C6からゴール:ゴールがひと気の少ない修善寺虹の郷になったことでトレイルよりロードが増えた(印象)
5km短くなった割に制限時間は14時間と変わらないため完走は確実に出来るだろうと思ってます。
今回の私の目標は、2017年が13時間30分ぐらいの完走実績&5km短くなった → 1時間早くゴールできる筈 → 12時間台にしました。
今年は前日受付
例年、スタート地点の松崎港の公民館で受付があったのですが、今年は三島駅前にある楽寿園。さらに3密にならないよう、事前に時間帯を予約する方式が取られてます。
装備品チェックは4アイテム
参加賞で素敵なフラスクをいただきました!大事に使おう。
すぐにメルカリに売りに出している輩がちらほら。誰だ!
前日は三島で宿泊
レース当日の夜の宿泊も考えて、三島に2泊宿を取りました。GOTO利用したので安かった。
宿プラン名に魅せられて「富士山が見える部屋」に。
この選択が結果的に・・・泣
ホテルは何も悪くないのですが、前日の夜は一睡も出来ませんでした・・・😱
ロマンティックなプラン名だからか、夜に両隣で「夜の営み」が・・・w
片方は明らかに大げさな作り声で女性が出ていく音がしたのでデリヘル、もう片方は自然な感じなのでおそらくカップル。
気になって気になって眠れなかったよ!!!
眠れないまま、1時半に起床・準備 → 2時半にホテルを出てバスに乗り込み → 3時出発で4時過ぎに松崎港へ・・・。
スタート地点の松崎港
2016、2017年のときは海風が寒すぎていかに人の塊の中にいて体を冷やさないようにするかを工夫してましたが、今年は不要。比較的暖くて助かりました。
スタートは3密を避けるために3ブロックに分け、ブロックごとに2分遅れでスタートしました。
私はAブロックでした。このAブロック、招待選手(ゼッケンが黒色)、ふるさと納税枠(ゼッケンが金色)、その他ランダム選手で構成されており、わたしはそのランダム選手に。
写真のようにスタート地点では、1m間隔に地面にシールが貼られ、その上で待つ徹底ぶり。流石の運営です。
スタートからA1 こがね橋
松崎港はびっくりするぐらい静か、鏑木さんがいることさえも気づかないままスタート。
2016年、2017年ともにトレイルに入るまでの上りはずっと走っていたんですが、今年はその距離が長い&トレイルに入るところで渋滞が無いため休憩が出来なかったです・・・。
そのせいで序盤で脚を使いすぎてしまいましたw。
ちなみに、Cブロックの友人に聞くと上りは歩いたし、渋滞があったので休憩できたとか。わたしの走力だとCブロックが良かったかもしれない。
トレイルに入って少し経つとびっしりと背の高い木に囲まれたエリアに。ここ深々としていて好きなんですよね。
いつもはC3からA1 こがね橋まで軽快に走って下れてたのが、一睡も出来なかったことで眠いわ、脚を使いすぎてしまったため脚がつるわで絶不調・・・。
これが100マイルだったら、100km走って残り約60kmの状態に近いのかな?1日走り続けた後の睡眠不足状態。来年のUTMFを想像しながら走ることにした。
9:40ぐらいに1つ目のエイド、こがね橋に到着
あれ?すでに胃が相当揺れて食べられない・・・。バナナ一個、コーラを流し込んた後、早くリカバリーしないとと焦って前日に購入した高価な「俺は摂取す」を流し込む。400円もするジェルだから効くだろうと期待したのだが。
4分遅れでスタートしたCブロックの友人を15分ほど待っていたんだけど、来ないので仕方なく出発。どこかで抜かれたのかな?
A1 こがね橋からA2 仁科峠
この区間の写真が無かったので、一番身体が疲れていたのかなと思い返す。
ゆるやかな勾配の林道を上り、途中から急な登りをC4 二本杉まで。
胃に入れたものが消化しきってない感じがずっと続き、30kmあたりで食べたものを全部戻してしまう。「俺が摂取す」が無駄に・・・勿体ない。困ったな、力が入らない。
そんな状況だけども、A2の仁科峠までは比較的平坦+残り4kmは下りなので何とかなるだろうと再出発。
A2 仁科峠からA3 土肥駐車場
仁科峠に着いたのが、12:50ぐらい。制限時間は14:00だから余裕。
ジェルは全く受け付けない身体になっていますが、そういう状態でも暖かい和食は喉通るんですよねー。
西伊豆名物のしおかつおうどんを食べ、湯で作ったカフェオレをいただく。
そのおかげで身体がほかほかの状態に。15分ほど休憩したら、元気が出てきた。ようやく身体に力が!
人間の身体って不思議ですね。不調でもずっと我慢し続けると、ある時点で急に回復することがある。
このあたり、何も邪魔するものがなく、遠くの選手まで見えて景色良いんですよねー、ここも好きです。
船原峠までは下り基調なので楽、その後の土肥駐車場までもロードの上りなのでこれまた楽。
A3 土肥駐車場からゴール
最後のエイドに到着したのは、15:40ぐらい。関門時間が17:00なのでここも余裕。
エイド名物のしし汁とミルクティを飲んで身体を温め直す。
時間的に余裕があったので20分ほどゆっくりしていると、やっと友人が登場、後ろにおったんかーい。
過去、ここからの稜線が風で寒かったのでウィンドブレーカーからレインウェアに変更。そして、暗くなることに備えてヘッドライトを装着して出発。
夕焼けが綺麗。
いつもなら凍えるぐらい寒く、下りの階段は板が凍って滑ってたんですが、今年は暖かくコンディションが最高でした。
土肥駐車場を出ると大小の山が3つあって、それ以降は下り基調です。
ただ、今回はゴールが虹の郷に変更になったことで、ロードが長かった。下りのロードって脚に負担がかかってすごく苦手なんですよね。。。
ゴールしたのが18:50ぐらい。何とか目標の12時間台をクリアでした。ほっ!
スタートもそうでしたが、ゴールも同様に最小限のスタッフと選手で静かでした。いつもは鏑木さんや千葉さんが最後まで居たけど、仕方ない。
翌日は
初日と異なり、二日目のホテルは静かでよく眠れました。
地域クーポン券を4,000円いただけたので、翌日のランチは豪華に寿司!
胃の不調に悩まされ続けているへっぽこでしたが、年の締めくくりとしては良いレースだったかなと思います。