京都の山々を一周する京都ラウンドトレイル100k(練習会)に参加してきました。
もくじ
京都ラウンドトレイルとは?
京都市街を取り囲む山々を中心に整備された「京都一周トレイル」ルートに一部オリジナルを追加し、全長106km、累積標高約4,500mで構成したコース。ロードも比較的多いUTMF対策向けを意識して作られたようです。
なかなか一人では練習できない距離です。チーム分けした班で安全性を担保しながら 実戦に近い練習を積みましょう!
国内では4月の大会前に調整するレースも少ないためこの機会を活用してください。
本イベントはレースではなく走力ベースで分けた集団トレニック(マラニックのトレイル版)です。(引用:e-moshicom)
どんな所を走るのか?
京阪電車 出町柳駅近くのスローハイクカフェをスタート・ゴール地点に反時計まわりに市街を囲う山々を走ります。
京都の有名所を観光しながら走れるのがイイですね。ちなみに比叡山あたりは京都側のケーブルカーのほうに登って横高山、仰木峠あたりを走ります。比叡山インターナショナルトレイルの2A(スタート地点に一度戻る)からの一部コースと被ってました。
レースと違う練習会って?
完走時間20、23、26時間ごとに班が用意されて、自身の走力に合わせて選びます。わたしはもちろんへっぽこなので26時間です🙃。
各班はさらに10人ほどのチームに分割され、チームごとにペーサーが付いてくれています。もしも、ペースが合わない場合は下位チームに途中で移動することも可能です。
エイドは基本、コンビニ。京都は観光地ということもあって、山を降りるとすぐにコンビニがあるんですよね、便利。3箇所のみ特設エイドを用意してくれ、お菓子、豚汁、カレーなどを振る舞ってくれました。寒い夜には身体が温まり助かります。
練習会といって侮るなかれ、ドロップバッグ(途中で荷物の一部を変更できる)もあるんです。容量は4、5L程度で着替えやライトのバッテリーなどを交換でき非常に有り難かった。
観光地ならではの楽しいコース
当日、東京から新幹線で京都駅まで、JR東福寺駅で京阪電車に乗り換え、出町柳駅へ。
学生の頃、このあたりで一人暮らししてたので懐かしい駅です。周辺はあまり変わっていませんでした。
駅前に鳥貴族が出来ていましたが、看板が黄色くない!景観損なうから条例で茶色にせざるをえない京都あるあるです。
トレイルフェストランニングカンパニーが運営している「スローハイクカフェ」が受付場所。マンション間に入り口があってなかなか見つけられなかった。。。京都はこういった入り口が狭い建物が多い。
序盤は京都一周トレイルのコースではない特別に追加したコースで分岐が多く集団ロストしちゃいました。明るいうちだったのでこれもまた楽しい。
比叡山は少し雪が残っていました。
ナイトラン楽しいー。京都一周トレイルのコース上は低山が多く、高くても800mあたりです。
伏見稲荷神社を正面から入って登る登る。「千本鳥居」と呼ばれる朱塗りの真っ赤な鳥居が立ち並んでいて、とても神秘的な雰囲気でした!
実は京都歴合計7年なんですが、初めての訪問でした。
終盤、大文字山から見た京都市街。
「"大文字"ってどこにあるんですか?」と聞いたら、これっと指されたのがバーバキューのようなレンガ造りの二本線。これが連続して”大"を形成しているとのこと。近すぎて全然わからん。笑
まとめ
1人だと100kmもの長距離を練習するのは難しいため、こういったイベントがあるのは助かります。ペーサーの方はPTLやトルデジアンを経験し、今年はTJARを目指す強者。経験豊かで「こういった時はこういう走り方、登り方、降り方が良い」という具体的なアドバイスがとても勉強になりました。
個人ではなくチームで走っているため、半ば強制的に移動し続けないといけないのも鍛える上でちょうどよかったです。今回は100km、仮眠なし。そのため、帰りは京都タワーの地下の大浴場で汚れを落とし、近くの宿で爆睡。