2019/09/22、23に出場する「第6回 上州武尊山スカイビュートレイル」の準備について纏めてみた。
もくじ
第6回 上州武尊山スカイビュートレイルとは?
群馬県川場村を中心に実施されるウルトラトレイルレース。「じょうしゅうほたかやま」と読む。「山田昇記念杯登山競争大会」(1990年~2009年開催)が前身であり、「登山」を基本として10Kgの負荷を背負って競うものだった。群馬県沼田市出身の世界的登山家 山田昇氏と同行した登山家 三枝照雄氏、両氏を讃えて「山田昇メモリアルカップ」や「三枝賞」の名称を継承し、2014年からトレイルランニングレースとしてリニューアルし「上州武尊山スカイビュートレイル(山田昇杯)」として続いている。
昨年までは総距離129km、累積標高9200m以上で日本屈指の超過酷レース(ITRAポイントは6pt)として知れ渡っていた。総合プロデューサーは横山峰弘さん、UTMBで6位入賞したトレラン界のレジェンドの一人。
ご存知の方もいるかと思うが、今年2019年にITRA(国際トレイルランニング協会)が定めるポイントの改正が行われ、レースコースのポイント獲得条件が厳しくなった。ハセツネ 4→3pt、伊豆トレイルジャーニー 4→3ptなど。
新基準ですと、Km-effort (Keと略) が210以上で6ポイントとなるため、彩の国100マイル(Ke:263) 、信越100マイル(Ke:225)、KOUMI100(Ke:252)は、今のままで6ポイントを維持。一方、おんたけマイル(Ke:208)と、上州120K(Ke:199)は、コース維持なら5ポイントに低下となります。
コースを変更せずにポイント削減を受け入れるレースもあれば、Vibram香港のように一山追加し難易度を上げることで5ptを維持するレースもある。上州武尊山スカイビュートレイルは後者の対応を取った。
累積標高:9200m以上 → 9200m以上
制限時間:35時間 → 38時間
ITRAポイント:6pt → 6pt
距離伸びたのに累積標高変わらないって怪しい笑。「以上」って笑。絶対1万mはある筈。
私にとっての上州武尊山スカイビュートレイル
昨年、無謀にも出場し、35km地点でリタイヤ。全く歯が立たなかった・・・。当時は70kmが最長完走距離だった。しかし、今年の頭にVibram香港で100kmを完走できたこともあり、再トライしようと思ったわけだ。さらに、8月末に出場したTDS(UTMB)、これまた50km過ぎでリタイヤしたのだが、レースのプロファイルが似ており、TDSのリベンジをしたいとも考えている。TDSは距離が145km、累積標高が9100m。
コース
横軸をかなりぎゅっと縮小していることもあり、山の険しさが際立つ笑。昨年は武尊山を登っている途中で心折れた。あれから、何度も1200mを一気に登る練習をしてきたので今年はイケるか?
トレイルランニングレースの準備
上州武尊山スカイビュートレイルの必携品リスト(必須)
- ナンバーカード(ビブ)2枚
1枚はレースベルトに付けて使う予定。防寒具を上に羽織ったり、途中のエイドで着替えたりした場合に付け直す必要がないのが便利。2枚目はザックに付けよう。 - 紙のコースマップ
電子地図の併用は可能であるが、必ず紙の地図を携帯する事
A3版を2枚印刷。一つはザックに収納、もう一つは予備でドロップバッグに。 - コンパス
電子コンパス等のコンパス機能があるものでも可
スマホの電子コンパス機能を使う。 - ポイズンリムーバー
- ファーストエイドキット3点
①絆創膏 ②消毒薬 ③ワンタッチパッド(8cmX10cm程度の大きさの物 - テーピング用テープ
(包帯、ストラップになるもの。2m×5cm幅以上) - 携帯電話
大会事務局の電話番号を登録し非通知にしない。十分に充電をしておく。 - 健康保険証
コピー不可 - 顔写真付きの身分証明証
免許証等・カラーコピー可
カラーコピーにして軽量化 - 水分 1000ml以上
スタートとエイドステーション出発時
500mlのソフトシェル2本用意。1本は水、もう1本は笑福亭鶴瓶のミネラルたっぷり麦茶(粉末)にしようかな。 - エマージェンシーブランケット
- 個人用のカップもしくはタンブラー
150㏄以上、ビンは不可 - 熊鈴
- トレイルランニング用シューズ
HOKA ONE speedgoat3 / Montrail カルドラドⅢ。前半はHOKA ONEの厚底で下りの負担を減らす。 - 携帯トイレ
使用した場合は次のエイドステーションで交換可能 - フード付きレインジャケットとレインパンツ
「ゴアテックス」か同等の物であるもの。縫い目をシームテープで防水加工してある物。
montbellのストームクルーザージャケットで。 - 長袖の防寒着
フリース等、レースウエアの上に着用するミッドレイヤー。綿素材や薄手のアンダーウエアーは×。
ANSWER4のPower Grid Full-Zip Hoodieで。 - 手袋
フィンガーレスのものは×
手が動かしやすい薄手で防水のファイントラック(finetrack) エバーブレストレイルグローブで。 - ライト2個と各ライトの予備電池
全て動作確認済みの物。予備電池はモバイルバッテリーでも可。
フランス シャモニーで薦められたMILESTONEのMS‐F1 トレイルマスターを初トライ。試着した時に安定感あったので使うのが楽しみ。 - ザックの背面用のフラッシュライト・点滅ライト
動作確認済みの物 - 最小限の現金
- 携帯食料
個人的に一番食べやすいメダリストのジェルをメインに。WINZONE エナジージェルは初トライ。エネ餅、ミックスナッツの固形物。ドロップバッグにはアマノフーズのフリーズドライ雑炊。その他、上州武尊山はエイドの食べ物が充実しているの楽しみ。エイド提供品リスト。 - 参加誓約書
pdfファイル - 健康診断申告書
pdfファイル - 受付用ハガキ
甘すぎるジェルが多いなか、和風の餅は異彩を放つ。ジェルは吸収の早い「マルトデキストリン」ですが、エネ餅は「パラチノース」、ゆっくり吸収してエネルギーになってくれる。ジェルとエネ餅の併用が味覚とエネルギー利用の両面で良い組み合わせかなと思っています。
私の足にはすごくフィットする。そしてスピードが出しやすく、グリップ効かせながら登れる。
上州武尊山スカイビュートレイルの必携品リスト(推奨)
- 帽子
- 着替え
ドロップバッグにTシャツ、短パン、靴下を入れておく。気持ち新たに再出発できるように。 - 日焼け止め
- ワセリン
長時間走ると乳首の摩擦、お尻の肛門が腫れることがあるので事前に塗っておく。 - ファーストエイドキット補足
①ガーゼ ②自着性伸縮包帯 - 携帯電話用予備バッテリー
30時間以上走る予定なので必須 - 防水ケース
- ストック・トレッキングポール
石突きにゴムキャップ等のカバーがあるもの
シナノ トレランポール13.6を使用。今年は「A2・宝台樹スキー場エイドステーション」以降で使えるのが嬉しい。まずはA2から武尊山上りの途中まで使いたい。
とにかく軽い!TDS(UTMB)でも活躍してくれました!
その他 準備するもの
- ザック
10L入るSALOMON/ADV SKIN 12 SET - 防水性長ズボン
- 腕時計
距離・速度の確認、走行実績の記録(趣味)のため。GarminのForeAthlete235J。バッテリーが長くもたないので当日までに別のものに変更するかも。 - 胃薬
胃酸過多を防ぐためにガスター10 - 必須アミノ酸 BCAA
筋疲労を出来る限り減らすため。サカナのちから
ほとんどのショップで品切れです。2019年はウルトラトレイル向けでSALOMON/ADV SKIN 12 SET と THE NORTH FACE/TR10がよく売れたそうです。わたしはポールを前面に指したかったのでSALOMONを選んでます。収納力とフィット感が良いです。
天気は大丈夫?
今の所、雨の予報・・・。前日21日(土)から振り続けているので相当泥濘んだコンディションになりそうです。安達太良山や白馬のトレランレースで経験した「登る度に足が滑って下がる」、「下る際、お尻付けて滑る以外の選択肢が無い状況」などはもう勘弁してほしい・・・。武尊山の急勾配の上りと下り、大丈夫かな・・・。
わたしのタイムスケジュール
雨天のため、速度を遅めにしている。特に前半2つの山登り。わたしの走力で雨だと上州武尊山スカイビュートレイルの制限時間までにゴールできたら御の字かな。
上州武尊山スカイビュートレイルの作戦
- スタートから剣ヶ峰、宝樹台スキー場(A2)までは気持ち飛ばす(雨の渋滞考慮)。
- 雨&気温が低くなるため、身体が温まる食べ物を用意しておく。
- A2以降、シンプルな上りはポールを多用する。
- リタイヤするぐらいなら関門アウト。諦めない。
きつい - 第6回 上州武尊山スカイビュートレイル(2019/09/22, 23)本番編
「第6回 上州武尊山スカイビュートレイル」に参加してきました。このトレイルランニングのレースは国内屈指の難易度で私にとって完走は憧れです。 結論から言うと、完走出来ず・・・。武尊山手前の「手小屋沢」で ...
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