もともとベアフットやゼロドロップのシューズに興味があり、普段からVivoBarefootやLunaサンダルを愛用しています。
一方で、トレイルランではHOKA ONE ONEの厚底シューズを履いていました。しかし、薄底のシューズで地面をダイレクトに感じながら歩いたり走ったりする心地よさに惹かれ、山でも薄底にシフト(ロードほどじゃないけど)。最近はALTRAのLONE PEAKが愛用品となっています。
「待ちに待った進化版」が届いた!
トレイルランナーとして長年愛用してきたALTRAの「LONE PEAK」シリーズが、待望の「9+」モデルとして進化しました。特に「Vibram® MegaGripアウトソール」の採用が話題を集めていますが、実際に履いてみた感想を、トレイルでの実戦感覚でお伝えします。
「グリップ力の向上」が実感できる進化
まず注目すべきは、Vibram® MegaGripアウトソールの搭載です。従来モデルとの最大の違いはここにあります。
「滑らせて下る」スタイルが特徴だったLONE PEAKシリーズですが、9+では「確実な接地感」を維持しつつ、スムーズな走行感を損なわないバランスが取れています。特に濡れた岩場や不安定な路面でも、足裏の接地感が安定して「滑りそう」という不安が軽減されます。
実際に急斜面の下り坂を走った際、従来モデルと比べて「足が浮き上がる」ような不安感が減り、安心してペースを維持できたのが印象的でした。

フィット感の向上で「長時間の快適性」がアップ
アッパー部分の改良も大きなポイントです。
シュータンとインソールが柔らかくなり、足を包み込むようなソフトなフィット感が特徴。特に踵周りの樹脂パーツが廃止されたことで、当たりが柔らかくなり、履き心地が一段と向上しています。
「足を一枚布で包まれる構造」と表現されるほど、自然な動きを妨げないデザイン。長時間のハイキングやランニングでも、足の疲労を軽減してくれるのが実感できます。
耐久性の強化で「信頼性」が向上
アウトソール以外にも注目すべきは、アッパーの耐久性向上です。
縫い目のないオーバーレイパーツと強化リップストップメッシュを採用し、埃や砂が入り込みにくくなりました。2重構造のトゥガードも広範囲に足先を保護するため、岩場や根っこが多いコースでも安心です。
「トレイルランナーが求める信頼性」という点で、長年愛用する価値があるモデルと言えます。
実際のトレイルでの使用感
路面対応力
Vibram® MegaGripの効果を実感できる場面は、特にテクニカルな下り坂です。急勾配の草地や岩場でも、足裏の接地感が安定して「滑りそう」という不安が減りました。ただし、完全に濡れた岩場でのテストはまだ未経験ですが、従来モデルと比べると明らかにグリップ力が向上していることは確かです。
足指の自由度
ALTRAのフットシェイプが特徴の「開放感あるトゥボックス」は健在です。指が自然に広がることで、下り坂でも足指に力が入りやすいのが特長。改良されたアッパー素材のおかげで、保護感が増しながらも自由な動きを妨げません。
重量感
LONE PEAK 8と比べ327g(28.5cm)と約24g増加していますが、実際に履いてみると「足を重く感じる」という印象はほとんどありません。むしろ、耐久性の向上と引き換えにしたバランスが取れていると感じます。
LONE PEAK 8との比較
項目 | LONE PEAK 8 | LONE PEAK 9+ |
---|---|---|
重量 | 約303g(28.5cm) | 約327g(28.5cm) |
アウトソール | MaxTrac™ | Vibram® MegaGrip |
ミッドソール | Altra EGO™ | Altra EGO™ |
アッパー素材 | 標準素材 | 耐久性強化リップストップメッシュ |
トゥガード | 単層構造 | 2重構造(広範囲保護) |
フィット感 | 基本的なナチュラルフィット | 中足部・踵周りフィット向上 |
耐久性 | 標準仕様 | 縫い目なしオーバーレイ・強化メッシュ |
重量増加は気になりますが、グリップ力と耐久性の向上で十分に相殺されると言えます。特に「テクニカルなコースを走るランナー」には、9+の選択が推奨されます。

価格と購入の目安
税込22,000円と、前モデルと同価格帯です。ワイドサイズもブラック1色で展開されており、厚手の靴下を好む方にも対応可能です。
「長距離ハイカー」や「テクニカルコースを好むランナー」はもちろん、「初めてのトレイルシューズを選ぶ人」にも、ナチュラルな履き心地と信頼性を兼ね備えたモデルとしておすすめできます。
総評:進化を感じる「LONE PEAKの新基準」
「LONE PEAK 9+」 (ローンピーク9プラス)は、シリーズのDNAを引き継ぎつつ、グリップ力と耐久性という現実的な課題を解決したモデルです。
「滑らせて下る」スタイルから「確実な接地感」を維持するバランスが取れ、特に「下り坂が苦手なランナー」や「テクニカルなコースを攻める人」に喜ばれるでしょう。
「長年愛用してきたLONE PEAKファン」も「新たな進化を実感できる」と感じるはず。
今後のトレイルランニングやハイキングで、確実に足を支えてくれるパートナーとして、期待を裏切らないモデルと言えます。
コメント