よく周りからトレイルランニングに対して、「つらそう・・・、よくやるよね?」「ストイックだねー」「山を走るなんて考えられない」など言われる。何故やってるのか?その始まりを説明したい。
トレイルランニングとは
陸上競技の中長距離走の一種で、舗装路以外の山野を走るものをさす。トレランやトレイルランと略される。山岳レースとも呼ばれる。wikipediaより
トレイルランニングの大会は年々増えてきており、国内だけで年間250件以上も開催されている。
トレイルランニングとの出会い
30歳超えてからロード(マラソン)と登山を始めた。
ロードは当時近くに駒沢公園があったので運動不足だから走ってみようかながきっかけ。最初は公園を1周(2.2km)走るだけで筋肉痛になるぐらいのレベルだった。どうせなら、何かマラソン大会に出たいなと世田谷ハーフマラソンに出場して完走でき、達成感があったことで続けることになる。練習も少しずつ距離を伸ばすことが出来て、ハーフ出たから次はフルだよねと館山若潮マラソンや筑波マラソンにも出場した。住民の声援の中、走ること自体は楽しいのだが、何時間切りをサブ◯と言って、タイムを短くすることを目指すのが合わないなあとも感じていた。自分は未だ、サブ4前後のランナーなんだけども・・・。
登山は人に誘われたのがきっかけ。八ヶ岳の赤岳がデビュー。いきなり2,899mの山頂に登る&山小屋を経験したわけだが、大自然の中、ゆっくり景色を観ながら登るのが楽しかった。頂上に着いた時の絶景、夜は眩しいほどの星空。アイゼンやピッケルを購入して冬山にも挑戦した。山ごとに個性があって飽きない。
30歳半ばになり、「トレイルランニング」というマラソンと登山を足して割ったようなスポーツがあると知る。ただ、周りでやってる人が居なかったので、どう始めたらいいんだろうとネットで調べてるうちにトレランのイベントサークル的なものを見つけて参加する。サークルの参加条件が「ロードで10kmは走れること」。最初のイベントは15kmほど山を走るものだったので、まぁハーフもフルマラソンも経験あるから距離的には余裕かなと軽い気持ちで参加した。しかし、舐めていた・・・。かなりしんどい。攣ったことない脚が攣る。何度も足を挫きそうになる。道が狭く、平らではないため、常に一歩一歩どこに着地すべきかを考えながら走るので頭が疲れる。山15kmでフルマラソン1本を走るような感覚。ただ、楽しいし、自然の中で気持ちいい。下りはスノボやスキーやってるような感覚でスリルがある。マラソンと違って歩くことへの抵抗感がない。しかも、上記に挙げた登山の良さも併せ持つ。トレイルランニングレースについて、プロじゃない限り、順位やタイムを気にすることは意味がない、各コースを攻略して完走するかが面白いんだと教えてもらった。
トレイルランニングのレースに参加
そんなのを2年ほどだらだらやってた時、友人のFB投稿で「トレイルランニングの大会に申し込んだ」の書き込みが!。それは「第4回富士忍野高原トレイルレース」。私も勢いで申し込んでしまう。ショート(13km)、ミドル(21km)、ロングコース(34km)、まあせっかくなら最長距離のロングで。サークルで15kmしか走ったことないけど、1番大変なのを選んだ。楽観主義なのか、深く考えてないのか。。。
前日に山中湖の忍野にある宿に泊まって地元の美味しいもん食べて、翌日早朝スタート。7時間少しでなんとか完走した。確かその当時の制限時間は8時間、常に時間に追われながら走った記憶がある。スタートから上りが続き、杓子山の山頂に到着した時、どでーんとそびえ立つ富士山が観えた時は感動した!後に知るのだが、UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)の最後の山がこの杓子山なのだ。未だ、UTMFの抽選が当たらないが、いつかこの山をもう一度登りたい。
トレイルランニングはジャーニー、旅
トレランレースは山で開催されるので私が住んでいる都心から遠い。長距離になると完走まで時間がかかるため、早朝5時や6時にスタートすることが多い。なので、当日移動は難しく、前日入りせざるをえない。レースによっては前日受付しかないものもある。一泊分の宿を確保して、前日入りし、翌日早朝に走り始めて、夜にゴールし、帰るという旅行パッケージになっている。レースのプロデューサーは開催地にお金を落とす設計も意識しているのだろう。100kmを超えるレースになるとゴール後も宿泊が必要で二泊三日の旅になる。さらに海外レースだと移動時間がかかることが想像できるだろう。
へっぽこトレイルランナーの誕生
わたしは練習嫌いで、月間100kmも走っていないため、2019年の今も走力が上がらず成長していない・・・。成長していないのに、ついつい難易度高めのメジャーなレースに申し込んでしまう。その結果、走力ない+体調不良・制限時間オーバーで完走できないことが多い。
恥ずかしいけど、これまでのトレイルランニングレースのへっぽこな戦績をさらす。
年 | レース | 結果 | 説明 |
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2013 | 第4回富士忍野高原トレイルレース | 完走 | 31.7kmレース。初のトレランレース |
2014 | 第5回富士忍野高原トレイルレース | 関門アウト | 暑さでふらふら。関門で捕まる |
2015 | 第6回富士忍野高原トレイルレース | 完走 | 第4回よりも40分速くゴール。 |
第23回ハセツネCUP | リタイヤ | 71.5kmレース。月夜見山(42km)でリタイヤ。制限時間に余裕はあったが、寒さのため、初の70km&ナイトレースに心折れて離脱。。。 | |
2016 | 第3回 比叡山インターナショナルトレイル | リタイヤ | 50kmレース。第2エイド(20km)地点でリタイヤ。急な登りばかりで心折れる。 |
伊豆トレイルジャーニー 2016 | 完走* | 71.7kmレース。初めて腸脛靭帯炎になり、下れない。完走したが、制限時間オーバー。 | |
2017 | 第4回 比叡山インターナショナルトレイル | リタイヤ | 50kmレース。腸脛靭帯炎再発。30kmあたりで離脱。。。 |
第4回 スパトレイル | 関門アウト | 72.6kmレース。47.2km地点で関門に捕まる。暑さでふらふら。胃の不調。 | |
第7回白馬国際トレイルラン | 完走 | 50kmレース。ポールが使える初めてのレース。 | |
第25回ハセツネCUP | リタイヤ | 71.5kmレース。前回よりも短い30km地点でのリタイヤ。暑さでふらふら。 | |
伊豆トレイルジャーニー 2017 | 完走 | 71.7kmレース。制限時間内に完走。 | |
2018 | 第5回 比叡山インターナショナルトレイル | リタイヤ | 50kmレース。胃の調子が悪く、何も受け付けなくなりハンガーノック。30kmあたりで離脱。。。このレースは鬼門。。 |
第5回 スパトレイル | 関門アウト | 72.6kmレース。52m地点で関門に捕まる。暑さでふらふら。 | |
安達太良山トレイル50K | 関門アウト | 50kmレース。30km地点で関門に捕まる。大雨の後でスリッピーな下りに対応できず。さらに胃の不調。 | |
第8回白馬国際トレイルラン | 完走 | 50kmレース。大雨の中、前回よりも30分速くゴール。 | |
第26回ハセツネCUP | リタイヤ | 71.5kmレース。50km地点でリタイヤ。暑さでふらふら、胃の不調。 | |
第5回上州武尊山スカイビュートレイル | リタイヤ | 120kmレース。35km地点でリタイヤ。脚が動かず。まったく歯が立たず。 | |
第4回峨山道トレイルラン | リタイヤ | 約70kmレース。60km地点でリタイヤ。胃の不調。 | |
FunTrail 50K TwoLakes&GreenLine | 完走 | 50kmレース | |
伊豆トレイルジャーニー 2018 | リタイヤ | 71.7kmレース。腸脛靭帯炎再発。43km地点でリタイヤ。 | |
房総半島横断2018 | 完走 | 約70kmレース | |
2019 | Vibram Hong Kong 100 | 完走 | 100kmレース。香港、初海外&100kmレース。胃の不調に悩まされながら何とか・・・ |
第11回 ハセツネ30K | 完走 | 30kmレース。ただ走力無いのでハセツネ本番の参加資格、上位1000位に入れず。 | |
第6回 比叡山インターナショナルトレイル | リタイヤ | 50kmレース。過去最短でリタイヤ・・・。異常な暑さ。第2エイド(20km)地点にも行けずふらふら。 | |
TDS(UTMB) | リタイヤ | 145kmレース。50km過ぎで脚が動かずリタイヤ。まだ原因分析中。 |
現在、30kmは完走できる。50kmも累積標高(上りの標高合計値)が低い白馬のようなレースは完走できる。走りやすい70kmレースも完走できる。100kmが完走できたのは奇跡、せっかくお金かけて海外のレース出たのだから「もったいない」の意識が強かったのかも笑。
しかし、リタイヤがとにかく多い!走力が無いのでいつも関門ギリギリを走っているわけだが、途中で諦めることが多すぎる。まだ関門アウトになるまで走りづづけるほうがマシ。さすがに7年もやっていてこれは情けない・・・。
へっぽこなりにどう工夫して完走できるレースを増やしていくかをこのブログで記録していくことにした。同じへっぽこさんが読んで参考にしていただけると嬉しい。
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