櫛田川 立梅井堰の今日・明日・1週間の天気

--

三重県の中部を流れる一級河川、櫛田川には、農業用水として重要な役割を果たしている立梅井堰があります。この井堰は、櫛田川水系の朝柄川を水源とし、江戸時代後期の文政6年（1823年）に完成しました。工事費は一万二千両、人夫二十四万人を動員し、約三十キロメートルの農業用水路が整備されました。

立梅井堰の特徴

• 位置: 立梅井堰は現在、桜橋下流に位置しています。過去には度重なる水害により流失し、現在は四代目の井堰が設置されています。
• 工法: 井堰の工法は「石張」と呼ばれ、下流の自然石や岩を砕いて石張の材料として使用しています。堰の中央から右側に木材を流すための流水路が設けられており、石積みの技術と景観が優れています。
• 文化的価値: 立梅井堰は村指定文化財に指定されており、地域の文化遺産としても重要です。

立梅用水の役割

• 農業用水: 立梅用水は、全長約28キロメートルで、中流域右岸の河岸段丘面に導水され、現在の受益面積は267ヘクタールです。江戸時代後期には約156ヘクタールの新田開発に寄与しました。
• 地域への影響: 櫛田川水系の農業用水として、地域の農業生産に大きな役割を果たしています。また、地域の歴史や文化にも深く関わっています。

観光スポットとして

立梅井堰は、周辺の自然環境が美しく、特に春の桜や秋の紅葉が楽しめるスポットです。茶倉橋から見る眺めは絶景で、観光客にも人気があります。

東海地方は、上空の寒気や気圧の谷の影響を受けています。三重県は、おおむね曇りで、雨の降っている所があります。１５日は、高気圧に覆われるため晴れる所もありますが、上空の寒気や日本海を北東に進む低気圧の影響でおおむね曇りとなり、雨や雷雨となる所があるでしょう。１６日は、高気圧に覆われるためおおむね晴れますが、寒気の影響で午前中は雲の広がる所がある見込みです。